試合結果

2011年4月2日 20:45

AC Milan
45' (2nd half) Cassano (PK)
17' (2nd half) Pato
1' Pato
Inter
主審 Nicola Rizzoli / 副審 Calcagno, Rossomando / 第4審判 Tagliavento
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レポート
レポート
ハビエル・サネッティ
4.99
4.99
イバン・コルドバ
4.09
4.09
デヤン・スタンコヴィッチ
4.26
4.26
エステバン・カンビアッソ
3.8
3.8
ジュリオ・エスピンドラ
7.27
7.27
マイコン・シセナンド
3.6
3.6
クリスティアン・キヴ
3.71
3.71
ディエゴ・ミリート
4.73
4.73
チアーゴ・モッタ
4.15
4.15
サミュエル・エトオ
3.8
3.8
ヴェスレイ・スナイデル
4.32
4.32
ゴラン・パンデフ
3.61
3.61
アンドレア・ラノッキア
5.12
5.12
ジャンパオロ・パッツィーニ
3.82
3.82
チーム<br>平均点 4.38
8 枠内シュート 4
6 枠外シュート 5
16 ファウル 12
6 CK 4
5 オフサイド 2
54% ポゼッション 46%
DA IMPLEMENTARE
勝(38) 分(28) 敗(34)

ミラノー パトのドッピエッタとカッサーノのPKでミランが276回目のミラノダービーを制した。ミランはこの勝利でインテルとの差を5ポイントに広げた。
インテルのキャプテン、サネッティにとっては35回連続のダービー、レオナルド、パッツィーニ、ラノッキアにとってはネラッズーロとして臨む初のミラノダービーだった。このミラノダービーは、セリエA・2010-11シーズンにおいてはビッグマッチ、いや、それ以上のものだった。両チームの歴史と伝統と情熱が真っ向からぶつかり合ったミラノダービーに、8万人以上の観客がスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァを埋め尽くした。ネラッズーリにとっては決して美しいとは思えない“情熱”がキックオフの43秒後に訪れた。試合開始直後のパトのゴールをきっかけにインテルの追撃が始まった。インテルは休むことなく攻め続けた。チアーゴ・モッタとエトオが大きなチャンスを逸した。そして、54分、キヴがゴール前に攻め入るパトを引っ張り倒し、ラストマンファウルでレッドカードの退場。インテルは10人での戦いを強いられることになった。そして、62分にロッソネーロはパトが追加点を挙げる。さらに試合終了直前、サネッティのファウルで得たPKをカッサーノが決めてミランが3-0として、勝利を決定付けた。

前半ールシオが累積で出場停止になっていたため、レオナルド監督はラノッキアとキヴでセンターバックを構成、右サイドにマイコン、左サイドにサネッティというDFライン、パッツィーニをワントップに、2列目にパンデフ、スナイデル、エトオを並べるという布陣でゲームに臨んだ。イブラヒモヴィッチを出場停止で欠いたミランはロビーニョ、パトの2トップでゲームに臨んだ。ゲームは序盤に動いた。キックオフ43秒後、パトが先制ゴールを決める。パトが起点となり、ガットゥーゾのパス交換で作ったチャンスにロビーニョがシュート。ジュリオ・セザルが防いだが、こぼれたボールをパトが決めたもの。インテルの最初のシュートは6分のパンデフ。エリア外から左足でシュートを打つが、アッビアーティがこれをキャッチ。8分、パトのクロスにロビーニョが合わせたがほんのわずか届かず、得点にならず。9分、セードルフのシュートがマイコンの腕に当たったとPKを要求したが、レフェリーはそれを受け入れなかった。マイコンが右腕を広げすぎた感があり、PKと取られても仕方なかったように思われる。16分、パンデフに対してザンブロッタがファウル。ゴールから約30メートルの地点からスナイデルのFK。レイザー光線を当てられ不快な表情のスナイデル。シュートは高く外れた。19分にインテルにとって絶好のチャンス。パンデフのクロスにパッツィーニがフリーで、頭で合わせたが、コースを読みきったアッビアーティが確実にキャッチ。25分、ザンブロッタのロングシュートは枠をとらえず。25分にはラノッキアが、27分にはサネッティが、パトのシュートをナイスブロック、インテルをピンチから救った。37分、インテルのゴールポストは揺れた。ファン・ボメルの強烈なロングシュートがキヴの体にあたりコースを変えてクロスバーを直撃、インテルは失点を免れた。38分、インテルの決定的なチャンス。スナイデルのコーナーキックにチアーゴ・モッタがヘッドで合わせ、ゴールかと思われたが、アッビアーティが両手でボールをゴールから遠くへはじき出した。モッタのシュートは誰の目にもゴールに見えた。だが、それ以上に決定的チャンスは43分。パンデフのクロスを受けたエトオがアッビアーティと1対1になり、フリーでシュートを打ったが、ジャストミートせず、枠を外した。前半のロスタイムはなし。1-0でハーフタイムに入った。

後半ーハーフタイムのメンバー交代はなし。同じメンバーで後半をスタートしたが、後半6分、まず、ガットゥーゾが筋肉系のトラブルでフラミニと交代。9分にはインテルも選手を交代をせざるを得なくなる。不幸な交代。フリーで抜け出たパトを不正に止めたキヴにラストマンファウルとしてレッドカードが提示された。11分、エリア周辺からのチアーゴ・シウヴァの強烈なフリーキックをジュリオ・セザルが神がかりのパンチングで防ぐ。ジュリオ・セザルは、だが、パトの2本目のゴールを防ぐことは出来なかった。セードルフからのパスを受けたアバーテがダイアゴナルをパトにフィード。パトがそれをヘッドでゴールに流し込んだもの。2-0になった時点で、レオナルドは2枚目の交代のカードを切った。パッツィーニに代えてミリートをピッチに。再びジュリオ・セザルが見事なセーブを見せ、コーナーキックからのロビーニョのシュートを止めた。レオナルドは26分にスタンコヴィッチを投入。その直後、ロビーニョがジュリオ・セザルと1対1になったが、こぼれたボールをコルドバがコーナーに逃れて、3-0になるのを防ぐ。ロビーニョ対ジュリオ・セザルと言う構図は32分にもあった。ロビーニョの右足のシュートをジュリオ・セザルが片足でブロック、失点を防いだ。44分、サネッティの手がカッサーノの肩をつかんでいたことをレフェリーのリッツォーリは見逃さなかった。“バーリのファンタジスタ”はPKを確実に決めて3-0にする。カッサーノは喜びのあまりシャツを脱いでイエローカードをもらう。その直後、もう1枚イエローカードをもらい、退場となる。ロスタイム3分、レフェリーのリッツォーリは試合終了の笛を吹いた。

ミランーインテル 3-0
得点者: パト(前半1分)、パト(後半17分)、カッサーノ(後半44分、PK)

ミラン:1 アッビアーティ、20 アバーテ、13 ネスタ、33 チアーゴ・シウヴァ、19 ザンブロッタ、8 ガットゥーゾ(後半6分、16 フラミニ)、4 ファン・ボメル、10 セードルフ、27 ボアテング、70 ロビーニョ(後半35分、99 カッサーノ、7 パト(後半39分、18 エマニュエルソン)
控え:12 アメーリア、15 パパスタトプロス、76 ジェペス、77 アントニーニ
監督:マッシミリアーノ・アッレグリ

インテル:1 ジュリオ・セザル、13 マイコン、15 ラノッキア、26 キヴ、4 サネッティ、8 チアーゴ・モッタ、19 カンビアッソ(後半26分、5 スタンコヴィッチ)、27 パンデフ(後半9分、2 コルドバ)、10 スナイデル、9 エトオ、7 パッツィーニ(後半17分、22 ミリート)
控え:12 カステッラッツィ、14 カルジャ、23 マテラッツィ、55 長友
監督:レオナルド

レフェリー: ニコーラ・リッツォーリ(ボローニャ)
イエローカード:前半26分 ロビーニョ、前半41分 マイコン、 後半8分 ファン・ボメル、後半20分 ザンブロッタ、 後半43分 サネッティ、後半45分 カッサーノ
退場:前半9分 キヴ、後半47分 カッサーノ
インジュリータイム 前半0分、後半3分

先発メンバー

Abbiati 1 Julio Cesar
Abate 13 Maicon
Nesta 15 Ranocchia
Thiago Silva 26 Chivu
Zambrotta 4 Zanetti
Gattuso 8 Motta
Van Bommel 19 Cambiasso
Seedorf 27 Pandev
Boateng 10 Sneijder
Robinho 9 Eto'o
Pato 7 Pazzini

ベンチ

Amelia 12 Castellazzi
Papastathopoulos 2 Cordoba
Flamini 23 Materazzi
Emanuelson 55 Nagatomo
Yepes 5 Stankovic
Antonini 14 Kharja
Cassano 22 Milito