試合結果

2011年4月23日 15:00

Inter
8' (2nd half) Eto'o
40' Sneijder
Lazio
24' Zarate (PK)
主審 Emidio Morganti / 副審 Ghiandai, Giordano / 第4審判 Brighi
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レポート
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ハビエル・サネッティ
8.04
8.04
デヤン・スタンコヴィッチ
7.23
7.23
エステバン・カンビアッソ
7.3
7.3
ジュリオ・エスピンドラ
5.6
5.6
マイコン・シセナンド
7.14
7.14
ディエゴ・ミリート
6.16
6.16
ジョエル・チュクウマ・オビ
6.82
6.82
ルシオ・フェレイラ
7.27
7.27
サミュエル・エトオ
8.41
8.41
ヴェスレイ・スナイデル
8.15
8.15
マクドナルド・マリガ
6.63
6.63
ルーカ ・カステッラッツィ
6.63
6.63
アンドレア・ラノッキア
6.81
6.81
長友・佑都
8.31
8.31
チーム<br>平均点 7.18
6 枠内シュート 3
3 枠外シュート 5
9 ファウル 15
5 CK 11
2 オフサイド 2
20:39 ポゼッション 26:20
DA IMPLEMENTARE
勝(46) 分(25) 敗(10)

[ミラノ] 明日はイースターの休日。インテルにとって美しいサプライズはその前日にやってきた。インテルはセリエA第34節のイ ンテルvsラツィオ戦で“卵”の中に2-1の勝利を見出したのだ。インテルはこの3ポイントで、ナポリがパレルモで敗れたことで、2位のポジションを確実 なものとした。前半から息をもつかせぬ速い展開のゲーム。先制したのはラツィオだった。前半24分、ジュリオ・セザルがサラテを倒し、PKを献上すると同 時にインテルは1人少ない人数での戦いを強いられることになった。レオナルドは、ミリートを外し、ゴールマウスにはカステッラッツィを送り込んだ。数的不 利での戦いを強いられたが、インテルの闘争心が衰えることはなかった。そして、40分、同点ゴールが生まれる。スナイデルの完璧なフリーキックがムスレー ラを打ち破り、インテルは1-1の同点にして前半戦を終えたのだ。そして、ゲームを決めたのはスーペル・エトオだった。ジアスとビアーヴァの背後に抜け出 たエトオはムスレーラをドリブルでかわし、左足で無人のゴールにボールを流し込んだのだ。後半22分にはマウリにレッドカードが提示され、インテルの数的 不利はなくなった。

前半:ラツィオに対してレオナルド監督はセンターバックをルシオ、ラノッキアで構成、右サイドにマイコン、左サイドに長友を据え た。中盤はサネッティ、カンビアッソ、スタンコヴィッチ、そして、ミリート、エトオの2トップの背後にスナイデルを据えてゲームに臨んだ。パッツィーニは ベンチスタート。先に攻撃に転じたのはラツィオ。5分、中に切り込んだサラテが強烈な右足のシュートを放つが、これをジュリオ・セザルが弾き、それを長友 がクリア。その1分後、エトオが右足でコントロールシュートを放つが、枠を外す。その直後、エトオが左サイドを突破しようとするが、これをフロッカリがス ライディングで止める。ファウルに見えたが、主審のモルガンティはクリーンなタックルと見なす。15分、ラツィオが決定的なチャンスをつかむ。サラテがマ イコンとルシオをかわしてゴール前に詰め寄ったが、ラノッキアが辛うじてスライディングタックルで防ぐ。19分、スタンコヴィッチがエトオのパスから古巣 相手に初のゴールを決めようと、ボレーシュートを打つが、大きく枠を外れた。22分、インテルは10人でプレーを強いられることになる。エリア内で抜け出 たサラテをジュリオ・セザルが倒し、モルガンティ主審は迷うことなくPKスポットを示すと同時にジュリオ・セザルにレッドカードを提示した。レオナルド は、ミリートを下げ、ゴールマウスにカステッラッツィを送った。サラテがPKをゴールのど真ん中に蹴りこんでラツィオが先制した。だが、インテルはめげる ことはない。25分、インテルはスナイデルのFKで同点ゴールを狙ったが、わずかにラノッキアが届かず、ジアスがコーナーに逃げた。28分、マイコンから のクロスをスナイデルがグラウンダーのシュートを放ったが、ムスレーラのファインセーブに阻まれた。そして40分、エリア外の正面で得たフリーキックをス ナイデルがゴール左隅に鮮やかに決める。ボールはわずかにムスレーラの手に触れたが、そのまま、ゴールネットを揺らした。これで1-1.モルガンティ主審 は2分のアディショナルタイムを指示。そして、46分、リヒトシュタイナーのフロッカリへのクロスに長友が完璧に反応。コーナーキックに逃げてピンチを防 ぐ。この時、フロッカリとカステッラッツィが衝突、カステッラッツィが足を痛めるがプレーを続行。前半は1-1で終わる。

後半:ハー フタイムでのメンバー交代はなし。だが、7分、筋肉系の故障でスタンコヴィッチがピッチを離れることになる。レオナルドは代わりに、マリガを投入。インテ ルにとって不運なゲームになりかけている感があったが、そのムードを変えたのがエトオだった。7分、ビアーヴァが足を滑らせて失ったボールをエトオが奪 取、GKをドリブルかわし、左足でがら空きのゴールマウスへ流し込んだ。インテルが2-1とリードを奪う。13分、今度はルシオがミス。右からのブレッ シャーノのコーナーキックで、フロッカリをフリーにしてしまったが、フロッカリのシュートは枠を外れた。防戦一方のインテル、レオナルドは体調十分ではな いスナイデルにも守備を命じる。だが、今度はエトオがハーフウェーライン近くでボールを失いピンチに陥る。サラテがカステッラッツィと1対1になるが、ボ レーシュートは枠を外れた。21分、長友がマウリを倒したが、その報復行為として、長友の足を蹴ったマウリにレッドカードが提示され、これでインテルの数 的不利はなくなかった。30分にラツィオにとって惜しいチャンス。ブロッキのクロスをサラテが胸で落としそのボールをコザックがシュート。ボールはクロス バーに当たってインテルは危機を脱した。39分、今度はインテルに追加点の大きなチャンス。サネッティから左サイドに抜け出たマイコンに絶妙なロングパ ス。マイコンはムスレーラと1対1の状態からループを試みるが、ムスレーラはかすかにボールに触れてコーナーキックに逃げる。モルガンティ主審は5分のア ディショナルタイムを指示。インテルは残り5分間も積極的に攻めたが、追加点を奪うには至らなかった。だが、この勝利で勝ち点を66とし、セリエ2位のポ ジションをしっかり守った

インテル対ラツィオ 2-1
得点者:24分 サラテ(PK)、40分 スナイデル、59分 エトオ

インテル:1 ジュリオ・セザル、13 マイコン、6 ルシオ、15 ラノッキア、55 長友、4 サネッティ、19 カンビアッソ、5 スタンコヴィッチ(62分、17 マリガ)、10 スナイデル(77分、20 オビ)、22 ミリート(23分、12 カステッラッツィ)、9 エトオ
控え選手:7 パッツィーニ、23 マテラッツィ、26 キヴ、27 パンデフ
監督:レオナルド

ラツィオ:86 ムスレーラ、2 リヒトシュタイナー、3 ジアス、20 ビアーヴァ、14 ガリード(81分、9 ロッキ)、23 ブレッシャーノ(71分、32 ブロッキ)、24 レデスマ、6 マウリ、8 エルナネス、10 サラテ、22 フロッカリ(70分、18 コザック)
控え選手:12 ベルニ、5 スカローニ、13 ステンダルド、15 ゴンサレス、19 メグニ
監督:エドアルド・レーヤ

主審:エミーディオ・モルガンティ(アスコリ・ピチェーノ)
イエローカード:38分 ガリード、42分 レオナルド、50分 サラテ、62分 マリガ
退場:22分 ジュリオ・セザル、66分 マウリ
インジュリータイム:前半2分、後半5分

先発メンバー

Julio Cesar 1 Muslera
Maicon 13 Lichtsteiner
Lucio 6 Dias
Ranocchia 15 Biava
Nagatomo 55 Garrido
Zanetti 4 Bresciano
Cambiasso 19 Ledesma
Stankovic 5 Mauri
Sneijder 10 Hernanes
Eto'o 9 Zarate
Milito 22 Floccari

ベンチ

Castellazzi 12 Berni
Materazzi 23 Scaloni
Chivu 26 Rocchi
Mariga 17 Gonzalez
Obi 20 Kozak
Pazzini 7 Del Nero
Pandev 27 Brocchi