試合結果

2011年4月30日 18:00

Cesena
11' (2nd half) Budan
Inter
50' (2nd half) Pazzini
46' (2nd half) Pazzini
主審 Paolo Valeri / 副審 Di Fiore, Comito / 第4審判 Orsato
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レポート
レポート
ハビエル・サネッティ
6.62
6.62
エステバン・カンビアッソ
6.29
6.29
マイコン・シセナンド
6.77
6.77
ディエゴ・ミリート
4.85
4.85
チアーゴ・モッタ
4.36
4.36
ルシオ・フェレイラ
6.42
6.42
サミュエル・エトオ
6.28
6.28
ゴラン・パンデフ
4.45
4.45
マクドナルド・マリガ
6.47
6.47
ルーカ ・カステッラッツィ
6.53
6.53
アンドレア・ラノッキア
5.76
5.76
ジャンパオロ・パッツィーニ
9.35
9.35
長友・佑都
6.7
6.7
チーム<br>平均点 6.22
2 枠内シュート 5
3 枠外シュート 7
11 ファウル 11
9 CK 3
1 オフサイド 3
35% ポゼッション 65%
DA IMPLEMENTARE
勝(9) 分(4) 敗(0)

[チェゼーナ] ロスタイムでの大逆転劇。誇りに満ちたプレー、ファンタスティックなパッツィーニ、インテルはセリエA・2010-11シーズン第35節のチェゼーナ戦を見事な逆転でモノにした。

前半はスコアレスドローで終わったが、後半11分にブダンが先制(オフサイドの疑いあり)。インテルはビハインドのままロスタイムを迎え、そこで“パッツィーニ・マジック”が繰り広げられるのだった。

前半:スタンコヴィッチとスナイデルはケガで欠場、ジュリオ・セザルは出場停止、対チェゼーナ戦、レオナルド監督はゴールマウスにカステッラッツィ、センターバックコンビはルシオとラノッキア、右サイドにマイコン、左サイドに長友(長友はスタディオ・マヌッチへの里帰り)。一方、ヒメネスも古巣との対戦。フィッカデンティはマロンガではなくヒメネスを前線に据えた。インテルからチェゼーナにレンタルされているサントンのプレーが注目されたが、練習中に負傷、出場を断念した。サントンのポジションにはチェッカレッリが入った。インテルは、中盤にサネッティ、カンビアッソ、モッタ、そして、ミリートのワントップ、パンデフ、エトオのトップ下という布陣でゲームに臨んだ。キックオフ直後はチェゼーナが優勢。ヒメネス、ブダン、ジャッケリーニの3人でインテル陣内に攻め込んだ。6分、チェゼーナに決定的チャンス。2列目から飛び出したジャッケリーニがGKと1対1に、カステッラッツィが足下に飛び込み、こぼれたボールをマイコンがクリアしてインテルはピンチを脱した。インテルの反撃は11分、20メートルの地点からモッタが左足での中距離シュート、ボールはゴールの左サイドに外れる。その後しばらくゲームはこう着状態。そして、25分、マイコンからのクロスにパンデフが飛び込むがアントニオーリが飛び出しキャッチ。33分にはマイコンのクロス、ミリートのパスをカンビアッソがシュート、ペッレグリーノがブロックした。45分ルシオの右足の長距離シュートはアントニオーリが難なくキャッチ。前半はゴールレス。両方に決定的なチャンスはなかった。アディショナルタイムは1分間でハーフタイムに入った。

後半:ハーフタイムに両チームとも交代なし。3分、ヒメネスが右からシュート、カステッラッツィがパンチング、ルシオがクリアして事なきを得る。その1分後、カゼルタのスルーパスに反応したヒメネスがボレーシュートを打つが、サイドに外れる。雨が降り続く中、チェゼーナはカウンターアタックでしばしばインテルをピンチに陥れる。7分、ジャッケリーニが左を抜け出しクロスをフィード、ヒメネスがヘディングを試みたがファウルでチャンスを逃す。後半11分、チェゼーナの先制ゴールが生まれる。ジャッケリーニが右サイドに開いたボールを、チェッカレッリがクロス。それをブダンが右足のインサイドでシュート、これが決まりチェゼーナが1-0のリードを奪う。ブダンは明らかにオフサイドポジションにいたが、副審はこれを見逃した。インテルにとっては不運な失点だった。ここから先、インテルは積極的な攻撃に出る。22分には、エリア周辺、左からエトオが強烈なグラウンダーシュートを打つが、アントニオーリが確実にキャッチ。23分には、マイコンの完璧なクロスにパッツィーニが飛び込んだが、フォン・ベルゲンが一歩先にボールに触れる。27分には、カンビアッソのFKにルシオがヘッドで合わせたが、シュートはわずかに枠を外れた。33分には、マイコンのコーナーキックをチェッカレッリがヘッドしたボールが自軍のゴールを割り、オウンゴールでインテルが同点に追いついたと思われたが、その前にマイコンのコーナーキックのボールがゴールラインを割っていたということでゴールは取り消しになった。その後、パッツィーニが2回にわたってヘディングシュートを外す(34分にはマイコンのクロス、40分にはルシオのクロス)。だが、“パッツォ”がそれで諦めることはなかった。ロスタイムに入って1分後、エトオが左サイドから速いクロスをフィード、それをパッツィーニが右足のアウトサイドのボレーで鮮やかに決め、ゲームを振り出しに戻した。さらに信じられないことが起こった。インテルの誇りとガッツがもたらした奇跡と言うべきなのか。ロスタイム5分にパッツィーニが決勝ゴールを決めるのだ。マイコンからのクロスをパッツィーニが今度は頭で見事に相手ゴールネットを揺らしたのだ。インテルはパッツィーニのドッピエッタで大逆転劇を演じて見せたのである。

チェゼーナ対インテル 1-2
得点者:後半11分 ブダン、後半46分 パッツィーニ、後半50分 パッツィーニ

チェゼーナ:1 アントニオーリ、77 チェッカレッリ(後半38分、44 ピアンジェレッリ)、25 フォン・ベルゲン、3 ペジェグリーノ、6 ラウロ、24 サンマルコ、8 カゼルタ、18 パローロ、23 ジャッケリーニ(後半28分、15 ベナルアン)、10 ヒメネス、11 ブダン(後半32分、17 マロンガ)
控え選手:33 カルデローニ、19 ゴロブソフ、70 ボグダニ
監督:マッシモ・フィッカデンティ

インテル:12 カステッラッツィ、13 マイコン、6 ルシオ、15 ラノッキア、55 長友、4 サネッティ、19 カンビアッソ、27 パンデフ(後半14分、7 パッツィーニ)、8 チアーゴ・モッタ、9 エトオ、22 ミリート
控え選手:21 オルランドーニ、14 カルジャ、17 マリガ、20 オビ、23 マテラッツィ、26 キヴ
監督:レオナルド

主審:パオロ・ヴァレーリ(ローマ)
イエローカード:前半14分 ブダン、後半13分 チェッカレッリ、後半25分 マリガ、後半39分 カゼルタ、後半42分 ルシオ
インジュリータイム:前半1分、後半5分

先発メンバー

Antonioli 12 Castellazzi
Ceccarelli 13 Maicon
Von Bergen 6 Lucio
Pellegrino 15 Ranocchia
Lauro 55 Nagatomo
Sammarco 4 Zanetti
Caserta 19 Cambiasso
Parolo 27 Pandev
Giaccherini 8 Motta
Jimenez 9 Eto'o
Budan 22 Milito

ベンチ

Calderoni 21 Orlandoni
Benalouane 7 Pazzini
Malonga 14 Kharja
Gorobsov 17 Mariga
Piangerelli 20 Obi
Bogdani 23 Materazzi
Appiah 26 Chivu