エリック・トヒル会長の発言

エリック・トヒル会長の発言

21日午後に開催されたFCインテルナツィオナーレ理事会終了後、会長はこう述べた

クラブの今後、およびチームについて
「これまですでに2回ほど言った通り、適切な形でマネージメントを見直すことが大事です。誰かに『これは良い』『これは良くない』と言われるのではなくて、パフォーマンスと結果を基準として判断すべきです。様々な要素を検討して、インテルの今後に向けて有効な構造を見出していくのです。例えば、スポーツ部門に関してはトップチームと下部組織、そしてスカウト部を一括することにしました。トップチームと下部組織はこれまでみたいに分かれているのではなく、すべてピエロ・アウシリオ管理下に入ります。営業部門にしてもそうです。チケット販売からスポンサーとの契約、その他の収入関連のマターはすべてジョルジョ・リッチが管理します。CFO(チーフファイナンシャルオフィサー/最高財務責任者)はマイケル・ウィリアムソンで、法務と財務の管理、およびヒューマンリソースの管理を担当します。他のクラブと匹敵できるようになれるため、例えばコミュニケーション部門のチーフなど、他に人材を探している最中です。ジェネラルマネージャーはマルコ・ファッソーネです。他にもスタッフが加わって、とにかく幹部を調整していく予定です。他の世界的なクラブと対等に戦えるようになるのが目標です。今日の理事会はポジティブなものでした。経済面だけではなくて、スポーツ面でもね。ファンはとにかく、結果を見たいのです。

我々は冬のメルカートでダニーロ・ダンブロージオを獲得しましたが、サイドにジョナタンと長友だけでは十分ではなかったので、そのポジションで最も優れた選手のひとりを確保したのです。エルナネスを獲得した理由は、ピッチで明らかになっていることと思います。これまでのインテルの攻撃は両サイドに集中していましたが、今は中央でプレーを進めるオプションが加わったのです。以前はフォワード不足というのもありましたが、イカルディとミリートが復帰したわけですし、ボッタはチームにとって効果的な追加選択肢になる可能性を持っています。今はこの戦力で十分だと思います。しかし、もっと大きな目標を目指すのなら、6月に選手陣を見直す必要がありますね。6月は現在の戦力を検討しつつ、数人の選手を加えることを望んでいます」

取締役会のメンバーに関しては、ひとつ変更があります。ロザン・ロスラニに代わって、グラント・ファーガソンが加入します。スコットランド出身のファーガソンは豊富な経験を誇る人で、東南アジア最大のコミュニケーション会社のひとつで代表取締役、およびCFOを務めた人です。彼がインテル取締役会に加わることで、メディア面で学べるものがたくさんあります。皆さんもご存じの通り、我々にはインターネットサイトやインテルチャンネルがありますが、戦略を見直す必要があるのです。その意味で、ファーガソンの加入は重要です。

サネッティについて、およびチェルシー移籍の噂について
「2ヶ月前に彼と話しましたが、決めるのは彼です。我々としては彼がどういう計画を考えているのか理解したいです。インテルで彼はレジェンドですし、リスペクトに値する存在なのです。従って、プレーし続けることを望むのか、それともクラブフロントとして務めることを望むのか、これが今後数ヶ月間で行われる対話の基本的なテーマとなります。サネッティ本人が発言した通り、何よりも大事なのはチームが強固であることです。だからこそ私は、良い時も悪い時もチームが一丸となることの重要性を強調するのです。サネッティと意見交換を持つことは非常に大事なことですね」

ピエロ・アウシリオについて
「アウシリオがマネージメントの3人のメンバーと息が合うように仕事を進めて手を貸してくれることが願いです。彼は何年も前からこのクラブにいる人なのでね。彼にこのチャンスを与えるのは良いことだと思っています。マルコ・ブランカの代役を探すつもりはありません。我々はピエロ・アウシリオが取締役会と連係を取ってやってくれることを望んでいるのです」

フレディ・グアリンについて
「グアリンには“アンジェロ・モラッティ”センターで会いました。 彼と話し合いましたよ。時には、コミュニケーションが足りない状況になってしまうことがあるものです。話をして、彼がチームに集中していることが伝わってきました。今後また問題が発生した場合は話し合いましょう、と私は言いました。我々は家族みたいなものですから、様々な話ができる関係なのです。エルナネスとグアリンが同時にプレーすることはインテルにとってプラスになると思っています。グアリンは自分に最適なポジションでプレーする自由が与えられるのでね」

スタジアムについて
「すでに言ったことですが、我々には主な目標が3つあります。1つ目はクラブ経営を健全にすることで、2つ目はこの過渡期をベストの形で乗り切ることです。3つ目は、市場の拡大を目指すことです。この3つの目標の後に、スタジアムの件についても話し合う予定です。年内に、とは言え、すぐにということではないです。検討していないわけではないです。スタジアムの件が再び浮上してきた時点で、話し合うことにしましょう」

ミラノ市内で前泊することについて
「サン・シーロで前日練習をやるとなると、終わってから(アッピアーノに)戻ると時間がかかって遅くなるのでね。たまには、習慣の変更を楽しむことも大事です。私は昨日の取材でも、チームにプレッシャーをかけるつもりかと聞かれて『結果さえ出るのであれば、選手たちには楽しんでもらいたい』と言いました(笑)。ミラノ市内のホテルで前泊させることによって、より集中できるのではないかと思います。もちろん、これはマネージメントが良いことなのか悪いことなのか判断しても良いことですよ。我々がみんなで望んでいるのは、最終的にチームが良い結果を出すことですから。これが何よりも重要なことなのです。どんな決断にも、ポジティブな面とネガティブな面があると思っていますが、大事なのは決断を取ることなのです。何も決めないより大事なことです。私としては、(ミラノで前泊する)この決断が正しいと思っていますが、これによってチームがより団結してカリアリ戦に向けて集中できるのかどうか、様子を見ることにしましょう」

ヴィディッチについて
「現在、契約が切れようとしている選手もいますし、貴重な存在であるキヴがケガに悩まされて欠場しているという状況です。私は良いチームを作り上げるためには若い選手と経験豊富な選手が必要だと思っていますが、契約切れの選手が更新するという保証はありません。すべて、交渉次第ですからね。そんな中で、ヴィディッチが加わることによって、チームによりバランスを与えることができると思っています。彼はマンチェスター・ユナイテッドのキャプテンですし、偉大な精神力を持った選手です。まだ数日間待たなくてはいけませんが、もし取り引きが成立した場合、チームにとって大きな付加価値になると思いますね。それと同時に、将来性に優れた若手選手が数人加わる予定です。レンタルから復帰する選手も含めてね。彼らを今後の伸びしろを考慮しながら評価しながら、若手と経験豊富の適切なバランスを見つけていきたいです。とにかく、ヴィディッチに関しては発表は待たなくてはいけません。他のクラブと問題を作りたくないのでね。交渉が完了するまで、クラブ間の関係を尊重すべきです」

契約更新について
「今日の理事会では、この件についても話しました。現在の選手陣のメンバーで、誰が今後のチームに入るかということについてね。近いうちにパラシオ、アルバレス、グアリンの契約について交渉する予定です。我々としては彼らにチームに残って欲しいものですが、皆さんもご存じの通り、取り引きですからね。交渉が成立する時もあれば、成り立たない時だってあるのです」

クラブの戦略について
「我々はすべての決断を全員で取るようにしています。チームを作り上げるに当たってスポーツ面、財務面、営業面のすべてでの戦略を検討しないといけないのです。ヴィディッチに関する交渉がまとまれば、ブランド的にアジアの市場でポジティブになることだと思われます。彼はアジアで知名度が高いですからね。現在、アジアではプレミアリーグが人気ナンバーワンですが、私はセリエAが巻き返すべきだと思っています。その意味で我々は、スポーツ面での強化だけではなくクラブとしての価値を上げることを意識した可能性も検討しているのです。我々としては、セリエAが再び世界をリードする存在となって他のイタリアのクラブが新たな市場に進出することを願っていますよ。結局、特定のリーグ内のクラブの戦いだけではなくて、各国リーグ同士の競争でもあるのです」


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