ガリー・メデル、生まれながらのリーダー

ガリー・メデル、生まれながらのリーダー

 多くの選手が代表戦の為にチームを離れている今、 MondoFutbol.comはネラッズーリのMF、ガリー・メデルのキャリアについて振り返る。

 ミラノ発 - フットボール発祥の地はイングランドだろう。しかし、南米の地でサッカーの試合は、さらに激しく、情熱的だ。南米人はサッカーを取り入れ、自分たちでサッカーを確立させた。彼らはサッカーをするのではなく、サッカーのために生きている。

 近頃のサン・シーロを訪れ、ガリー・メデルに心を奪われない者はいないだろう。彼は決してファンをガッカリさせたりしない選手だ。まず最初に応援されるのは、背番号17番を着ているメデルである。

 メデルは常に全力を尽くしている。彼はインテルのシャツを着ることに値する選手である。彼は初めてスパイクを履いて以来、すべての試合で血と汗と涙を流してきた。労働階級のあるチリで、若き日のメデルはサッカーをするには身長が低すぎるという理由で才能を否定されてきた。

 しかし、彼は自身の持つ意志の強さ、愛するフットボールに全ての精力を捧げ、すべての障害を乗り越えてきた。サッカーファンは知っているだろう。試合に対する信じられないような情熱、そして狂気を感じさせる者たちを。メデルは彼らの中の1人であった。このヤングスターはウニベルシダ・カトリカのユースチームへのトライアルに招待される。ウニベルシダ・カトリカはチリの首都にあり、もっとも歴史のあるクラブである。メデルは、現在でもこのクラブのサポーターであり、クラブのシャツはメデルの第2の皮膚となっている。

 メデルは、チリにとってゴールデン・ジェネレーションである1987年に誕生した。彼が待ち望んでいた瞬間はすぐにやって来た。2008年、彼はチリ代表としてエスタディオ・ナシオナル・デ・チリで行われたアルゼンチン戦に出場し、1-0の勝利に貢献したのだ。試合の82分、リオネル・メッシはいつものようにゴールを奪う為に攻め上がってきた。しかし、彼はメデルの存在を忘れていた。疲れ知らずのMFはメッシの完璧なプレーからのシュートをゴールライン上でクリアしたのだ。試合終了の笛が鳴ったとき、スタジアムでは新たなヒーローとなったメデルへの声援が沸き起こっていた。

 メデルは2014年ワールドカップで痛みを抱えながらプレーした。チリ代表のホルヘ・サンパオリは「彼はガリー・メデルなんだ。彼はプレーする」と話していた。サンパオリは、近頃行われたインタビューで、直近2度のコパ・アメリカを制したチリ代表において、メデルとビダルは「精神的支柱である」とコメントしている。チリ代表は2大会のコパ・アメリカ決勝でアルゼンチンを下し、大会初優勝も飾っている。

 大会後、メデルはチリを離れ、アルゼンチンのボカ・ジュニアーズでプレーをすることになった。もちろん、メデルはセビージャ、カーディフ、現在はインテルで主力メンバーとして常に試合に出場している。理由は、彼が様々なポジションでのプレーが可能であるということだけではなく、彼は監督たちにとって信用することのできる選手であるからである。彼は昨シーズンのローマ戦でゴールを決め、チームを勝利に導く素晴らしいパフォーマンスを披露したが、この試合前のインタビューでライバルに勝利をする為に必要なものは何かと尋ねられ「頭とハート、知性と勇気だ」と答えている。

 我々、ファンは幸運である。メデルのような選手が存在する限りチームは、ファンを90分間夢中にさせるサッカーを披露することができる。ガリー・メデルのような存在こそが、ファンのサッカーへの愛をより深いものにしてくれる。メデルのプレーはハートと情熱を感じさせ、また我々にとってこの背番号17は頼りになる存在である。

 

 

 


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