電光石火のルカクのゴールとハキミのインパクト：ベネヴェント対インテル戦の統計データ

　昨夜スタディオ・チーロ・ヴィゴリートで臨んだ今季リーグ第2節で、インテルは5ゴールを挙げて勝点3ポイントを手に入れた。インテルが前回アウェイでベネヴェントと対戦したのは2017年10月1日、今日からちょうど3年前のことだ。この試合はブロゾヴィッチのドッピエッタのおかげでネラッズーリが2-1の勝利を収めた。昨日の対戦ではルカクのドッピエッタ、ガリアルディーニ、ハキミ、ラウタロ・マルティネスの得点により、インテルが5ゴールを奪って勝利した。

開幕から2試合で9ゴール：最多記録

　開幕から2試合で勝点6を獲得したインテルは、既に合計9ゴールを決めている。見事な攻撃的サッカーを見せるインテルは、ナポリとアタランタ（8）より多く得点を記録し、現在のセリエAで最も攻撃の優れたチームとなっている。更にコンテ率いるチームはクラブ最多記録に並んだ：インテルがセリエAの最初の2試合で計9得点を記録したのは、今シーズンを除くと961-62シーズンのみ。そしてネラッズーリが開幕2試合でこれ以上多くゴールを記録したことはない。

• 2017年3月のアタランタ戦以降、インテルは昨日の試合までセリエAの試合で開始30分以内に3ゴールを決めたことがなかった。
• インテルが前回セリエA戦の前半に4ゴール記録したのは、2018年3月のサンプドリア戦だった。

ルカクが試合開始からわずか28秒でゴール

　コラロフが前線へパス、ハキミとサンチェスの素晴らしいコンビネーション、背番号2番のグラウンダーのクロスからロメル・ルカクが右足でシュート：このベネヴェント戦での先制点にインテルが要した時間はわずか28秒。インテルにとって最近のリーグ戦における最速ゴールだ。実際にこのゴールは、Optaがデータ収集を開始（2004-2005シーズン）後にネラッズーリが記録した最速のゴールだ。キックオフ後、まだベネヴェントが一度もボールに触れないうちに決まったゴールだった。

　ネラッズーリ史上最も早いゴールは、ホームで行われた1988-89シーズンのチェゼーナ戦で、マッテオリが試合開始9秒で決めたゴールだ。インテルはこの試合に1-0で勝利している。

　ルカクのゴールは2019年2月以降のセリエAにおける最速のゴールだ。その2019年2月のフィオレンティーナ対インテル戦で記録されたのはステファン・デ・フライのオウンゴールだった（16秒）。

ハキミとカルジャ、同じようなスタート

　アクラフ・ハキミはインテルで2人目のモロッコ代表選手だ。クラブにとって1人目のモロッコ代表選手だったフシン・カルジャはフランスに生まれたが、その後モロッコに帰化した。ハキミは昨日、2010-11シーズンのバーリ 0-3 インテル戦のカルジャ以来、インテルにゴールをもたらした2人目のモロッコ代表となった。しかしそれだけではない：ハキミはネラッズーリとして臨んだセリエA最初の2試合の両方で1アシストを記録している：ハキミ以前に同様の記録を残した最後のインテル選手は、他ならぬフシン・カルジャだった。2011年1月にジェノアから期限付移籍でインテルに加入したカルジャは、インテル 3-2 パレルモ戦と前述のバーリ戦で1アシストずつ記録したほか、対バーリ戦では得点者となった。ハキミはネラッズーリとして正にカルジャと同じスタートを切った。

　ハキミはインテル加入後最初のセリエA 2試合で3ゴールに関与した：同じ条件下でこれより多くゴールに関わったネラッズーリはダニエル・オスバルド（2014年、4ゴール）だ。

2004-05シーズン以降のセリエA最速ゴール

中文版  Versión Española  Versi Bahasa Indonesia  Versione Italiana  English Version