ジェノア発 – インテル強固でコンパクトなジェノアを突き破るための方法を探し出すために多少のインスピレーションが必要だった。ほぼ皆無だった前半と苛立ちが溜まる後半序盤が過ぎた後、ロメル・ルカクが結果を残した。バレッラのスルーパスを受けた同ベルギー人選手は同試合でゴール枠内シュート1本も打てなかったジェノアはついに得点を奪ってインテルに先制弾を与えた。そしてダンブロージオのヘディングゴールで勝負あり。ミラノダービーに敗北したネラッズーリにとって貴重な勝点3となった。
キックオフからアウェイのインテルが圧倒的にボールを保持して両サイドとロメル・ルカクのポストプレーを起点に攻撃の形を形成しようと試みるが深く守備的なジェノアの牙城をなかなか崩せない。14分にイヴァン・ペリシッチが左サイドからカットインしてラウタロ・マルティネスにパス。インテル背番号10はトラップから右足でシュートを狙うもゴールバーの上に外れてしまった。ジェノアはコンパクトな陣形でインテルに自由を与えない。26分にペリシッチのアーリークロスをアルトゥーロ・ビダルがファーサイドで巧みにトラップして左足を振り抜いたがバーニのシュートブロックにあってゴールチャンスを逃す。頻繁に右サイドから攻撃を仕掛けるネラッズーリは32分にダニーロ・ダンブロージオのセンタリングをラウタロ・マルティネスがペナルティーエリア内でジャンピングボレー。だがボールはゴルダニガに当たってコースが変わりわずかにゴール枠外に飛んだ。ハーフタイム直前に元インテル選手パンデフがピアツァに素晴らしいパスを送り、カウンターアタックを受けるもシュートを打たせずに難を逃れた。インテルは終始ゲームを支配するも、ジェノアの強固な守備を崩しきれずゴールを奪えなかった。
後半序盤も前半と同様にインテルがボールを保持して試合の主導権を握るが、決定機が作り出せずに時間だけが過ぎていった。試合に動きを与えるためにインテル監督アントニオ・コンテは58分にクリスティアン・エリクセンとペリシッチをベンチに下げて、ニコロ・バレッラと数日前にCOVID-19陽性反応が出て21日(水)チャンピオンズリーグ初戦ボルシア・メンヒェングラードバッハ戦を欠場し、昨日陰性結果が出たアクラフ・ハキミがピッチに入った。そしてこの采配が的中する:途中出場のバレッラが相手ペナルティーエリア手前中央でルカクにラストパス。同ベルギー人はゴルダニガをかわして体勢を崩しながらも得意の左足でボールをゴール左サイドネットに蹴り込んだ(64分)。先制点をもぎ取ったインテルは余裕を持ってボールを回し、一点を追いかけるジェノアは前線からプレッシャーを仕掛けてフィールドにスペースが空き始める。74分にルカクの素晴らしいパスから、ゴールから約20mの位置でブロゾヴィッチがミドルシュートを放つがペリンの正面。その5分後にネラッズーリはセットプレーからリードを広げる。79分、ブロゾヴィッチの左コーナーキックから今季リーグ戦初出場のアンドレア・ラノッキアが頭でボールをゴール前に送り、ダンブロージオが相手選手より一歩先にヘディングで押し込んだ。2点のリードを奪ったインテルはアンドレア・ピナモンティを迎えいることが出来た。同選手はインテルで通算6試合目、今季クラブ復帰後では初出場となった(最後にピナモンティがインテル選手としてプレーしたのは2018年2月アウェイのジェノア戦)。
2点のビハインドとなったジェノアは前がかりとなり、インテルはチーム3点目となりそうな場面が複数回あったが、ピナモンティ、コラロフ、ナインゴラインのロングシュートはゴールとならず。しかしスコアはそのまま動かずインテルはスタディオ・ルイージ・フェッラーリスで勝点3を獲得した
ジェノア 0-2 インテル
得点者:ルカク(64分)、ダンブロージオ(79分)
ジェノア(3-5-2):1 ペリン;13 バーニ、2 サパタ、5 ゴルダニガ;18 ギリオーネ、11 ベラーミ(21 ラドヴァノヴィッチ61分);47 バデルイ(16 ザイッチ61分)、65 ロヴェッラ(24メレゴーニ84分)、99 チボーラ(88 ペッレグリーニ46分);19 パンデフ、37 ピアツァ (61 スホムロドフ65分)
ベンチ:22 マルケッティ、32 パレアーリ、14 ビラスキ、23 デストロ、55 マジエッロ、70 パリギーニ、90 ドゥムブラベヌ
監督:ローランド・マラン
インテル(3-4-1-2):1 ハンダノヴィッチ;33 ダンブロージオ、13 ラノッキア、95 バストーニ;36 ダルミアン(11 コラロフ80分)、22 ビダル(44 ナインゴラン80分)、77 ブロゾヴィッチ、14 ペリシッチ(2 ハキミ58分);24 エリクセン(23 バレッラ58分);9 ルカク、10 ラウタロ(99 ピナモンティ72分)
ベンチ:27 パデッリ、35 スタンコヴィッチ、6 デ・フライ、42 モレッティ、46 ヴェッツォーニ、48 カルボーニ、49 サトリアーノ
監督:アントニオ・コンテ
イエローカード:ラウタロ・マルティネス、バーニ
アディショナルタイム:0+3分
主審:マッサ
副審:アラッシオ、ボッテゴーニ
第4審:マンガニエッロ
VAR&VARアシスタント:ディ・ベッロ、リベルティ
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