FCインテルナツィオナーレ・ミラノS.p.A.株主総会が2019-20年度決算を承認

FCインテルナツィオナーレ・ミラノS.P.A.株主総会が2019-20年度決算を承認

 COVID-19パンデミックの影響による通常とは異なる状況下で、クラブの経済的・財政的な安定を示す連結利益 ― 今季に繰延べされた収入を除く― が承認された。スポーツ的なパフォーマンスも成長:セリエAを2位で終え、ヨーロッパの大会では10年振りとなる決勝進出を果たした。

 ミラノ発 - 現在の衛生基準に則ってビデオ会議によって行われたFCインテルナツィオナーレ・ミラノS.p.A.株主総会にて、COVID-19パンデミックに大きく影響を受けた2019-20年の財務諸表が承認された。

 昨年度は、2017年12月に終了した資金供給策によって既に強化されたコスト監視や、運転資本及び投資、流動資産の慎重な管理に特に重点を置いて、経済的及び財政的な合理化を実現した。

 昨年度前半はクラブの事業・開発計画に従って新たな収入と収益を生み出した。しかし2020年3月以降は世界的なコロナウイルス感染拡大と、その後の大会再開と2020年8月31日までに各大会の優勝者決定を目指したレガ・セリエA及びUEFA による措置に影響を受けた。

 この措置によって試合が無観客で行われることが決まり、マッチデーの収入がなくなったほか、該当の試合チケットと一部のシーズンチケットの返金が必要となった。これらのうち保険によって補填されたのは一部のみだ。

 同会計年度の売上高は4,500万ユーロ減の3億7,240万ユーロで、EBITDA1,450万ユーロ損失1億240万ユーロだった。

 会長スティーヴン・チャンは、「深刻な景気後退の中で、我々は、グローバルブランドの設立と若い世代をメインターゲットとした革新的な経営ビジョンに基づくインテルの成長計画を整理することができた」との見解を示し、「未来に向けた我々のコミットメントは ― いつも通り ― クラブの持続可能性を保証し、ピッチで確実により良い結果を出せるようにすることだ」と述べた。

 スポーツCEOジュゼッペ・マロッタは、「大変不安定な状況において、インテルの新たな旅が始まった。リーグを首位とわずか勝点1ポイント差の2位で終え、10年振りにヨーロッパの大会で決勝に進出した。更にスポーツ的・経済的な観点の両方からクラブの未来を代表する才能に溢れた若い選手を輩出した」と語り、「我々は強い基盤を築いており、それによって我々はやがて再び成功を収められるだろう。毎シーズン更に良い結果を出し続けるという我々の目標は変わらない」と締めくくった。

 コーポレートCEOアレッサンドロ・アントネッロは、「今季に繰延べされた収入を除く2019-20年度のインテルの売上高は安定しており、我々が正しい方向に進み続けていることを示す。我々は昨シーズンも企業価値やブランド価値、デジタルパフォーマンスを高め、世界中にいるファンの数も増加した」と語った。

 決算日(2020年6月30日)より後である2020年8月31日までシーズンが延長されたことにより、TV放映権やスポンサーシップのうち5,100万ユーロが2020-21シーズンに繰延べされることになった。この繰延べされた分を除いたEBITDAは、チームの競争力増加のための投資といくつかのスポンサーシップの延長をしなかった結果として、4,600万ユーロ(前年度1億520万ユーロ)となった。損失7,070万ユーロだが、売上高は前年度の4億171万ユーロから2%増加の4億237万ユーロとなり、蘇寧がオーナーとなった2016年に比べて2倍以上の連結売上高を記録した。

 インテルというブランドは、改めて世界で最も価値のあるサッカーブランドの1つとして認められた(4億660万ユーロ、14位)。インテルは2016年以降の5年間で235%の増加を記録し順位を15上げている。その上、Spotsproによると、インテルは世界で最も価値の高いスポーツブランドの総合ランキング20位、サッカークラブに限ると7位となっている。

 新世代に向けて革新的で地域的にローカライズされたコンテンツ制作に関するクラブの戦略により、クラブのデジタルチャンネル全体のフォロワー2018-19シーズンから72%増加の388万人となった。KPMGによるサッカークラブの価値に関するリポートによると、インテルはフォロワー数の増加率においてヨーロッパトップのクラブとなる。世界中のインテル・ファンの数は2019年から11%増加の4億2,800万人となったが、これはインテルが世界で9番目に多いファンを持つクラブであることを意味する。

 インテル・ファンによるチームへのサポートは5年連続でイタリアで他に類を見ないほど大きなものだった。スアジアムで観客を入れて行われたホーム戦は12試合に止まったにもかかわらず、インテルのホーム戦は約80万人の観客を動員した。1試合平均65,800人のファンが訪れた計算になるが、これは2019-20シーズン・セリエAで最多の平均観客数であり、前年度に比べて7%増加した。同シーズンに最も注目を集めた2試合、対ユヴェントス戦と対バルセロナ戦は、それぞれセリエA(660万ユーロ)とイタリア開催の試合(790万ユーロ)として過去最高のチケット収入を記録した。

 クラブは継続してインフラストラクチャーに投資している。2019-20シーズンには蘇寧トレーニングセンターに新しいクラブハウスが完成し、若い選手のための学校であるインテル・カレッジと寮を備えた蘇寧ユースセンターの建設が始まった。現在計画されている最も大きなインフラプロジェクトは、近代的・革新的で持続可能なスタジアムの建設と周辺地域の活性化のために一年中訪れることのできる活気ある施設の建設が予定され、12億ユーロが投資される新しいサン・シーロ地区についてのプロジェクトだ。


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タグ: クラブ
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