インテル対シャフタール・ドネツク戦のマッチプレビュー

　ミラノ発 - UEFAチャンピオンズリーグ第6節のインテル対シャフタール・ドネツク戦キックオフが目前に迫っている。サン・シーロ開催の同試合は明日9日（水）現地時間21時（日本時間10日5時）キックオフ。同対戦に関する直前情報をお伝えする。

グループBの状況

　現在ボルシア・メンヒェングラードバッハが勝ち点8ポイントでグループ首位に立ち、シャフタールとレアル・マドリードが勝ち点7、インテルが勝ち点5で続いている。4チーム共に次ラウンド進出、同時に大会敗退の可能性がある。

　インテルは勝利を収め、レアル対グラードバッハ戦が引き分けで終わらなければ決勝ステージ進出を手にする。

インテルはラウンド16進出に向けシャクタール戦での勝利が必要だが、他会場の結果が引き分けの場合は3位となる。ドロー、及び敗戦の場合、インテルは最下位となりヨーロッパリーグへの参戦権を失う。
シャフタールは勝利でグループステージを突破、グラードバッハがレアルを下さなければ首位での通過となる。引き分けの場合、レアルがグラードバッハに勝利を逃せば2位で次ラウンドへ進出。敗戦の場合は最下位となり、グラードバッハがスペインで勝利を挙げた場合は3位でグループステージを終える。

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ビダルが欠場

　アントニオ・コンテが会見でも明言したように、大腿部の負傷によりアルトゥーロ・ビダルの欠場が決まっている：「彼は出場できない。彼を危険にさらすということは、もっと大きな怪我を負うリスクを犯すことであり、それを許すことはできない。中盤の状況は最良とは言えない。状況を見極めることになるだろう。インテルの役に立つ選択をするように努める、明日になれば分かるだろう」

ネラッズーリ5選手が出場停止に王手

　両チーム共に出場停止の選手はいない。インテルの5選手があと1度の警告を受けると出場停止となる：デ・フライ、バストーニ、ガリアルディーニ、ビダル、バレッラ。シャフタールは2度警告受けた選手が皆無だ。

シャフタールはフェルナンドとモラエスが欠場

　ルイス・カストロは、負傷によりフェルナンドとジュニオール・モラエスの起用断念を余儀なくされた。代わってデンティーニョがチームに復帰している。

Without Fernando, but with Dentinho.

⚒🧡 Shakhtar squad list for the @ChampionsLeague decider vs Inter Milan.

🔥 #InterShakhtar game kicks off in Milan at 21:00 CET on December 9th. #UCL pic.twitter.com/SlWxDHhdEE
— FC SHAKHTAR ENGLISH (@FCShakhtar_eng) December 8, 2020

カストロ：「良い守備をせねばならない」

　シャフタールのポルトガル人監督が記者会見で発言：「本当に強いチームと対戦するが、準備はできている。確かにディフェンスで警戒する必要があるだろうし、第1戦の時よりもより攻撃を仕掛けていくつもりだ」

インテルとシャフタールは5度目の対戦

　インテルとシャフタールはこれまで4度対戦しインテルが2試合で勝利を収め、2試合がドローに終わっている。

2005年8月10日シャフタール・ドネツク 0-2 インテル（69分メルテンス、80分アドリアーノ）
2005年8月24日インテル 1-1 シャフタール・ドネツク（12分レコバ、25分エラノ）
2020年8月17日インテル 5-0 シャフタール・ドネツク（19分&75分マルティネス、65分ダンブロージオ、マルティネス、80分&84分ルカク）
2020年10月27日シャフタール・ドネツク 0-0 インテル

主審はヴィンチッチ

　スロヴェニア出身のスラフコ・ヴィンチッチが同対戦の主審を務める。同氏は過去に1度ネラッズーリの試合で笛を吹いた経験を持つ：2014-15シーズンのサンテティエンヌ 1-1 インテル戦だ。対するシャフタールの試合では2試合で主審を経験：ヨーロッパリーグのセルタ・デ・ビーゴに2-0で敗れた試合と昨シーズン1-1のドローに終わったマンチェスター・シティとの1戦だ。

主審：スラフコ・ヴィンチッチ（スロヴェニア）
副審：トマシュ・クランクニック、アンドラシュ・コヴァチッチ（スロヴェニア）
第4審：ラデ・オブレノヴィッチ（スロヴェニア）
VAR：パヴェウ・ギル（ポーランド）
VARアシスタント：ユレ・プラプロトニク（スロヴェニア）