コンテのコーチングスタッフ「スクデット獲得はこの上なく感慨深い」

コンテのコーチングスタッフ「スクデット獲得はこの上なく感慨深い」

 インテル対サンプドリア戦を翌日に控えた7日(金)、監督を支えたスタッフによる特別記者会見が開催された

 アッピアーノ・ジェンティーレ発 - セリエA第35節インテル対サンプドリア戦(サン・シーロにて日本時間9日1時キックオフ)に先立ち特別記者会見が行われた。アントニオ・コンテ監督指揮下のコーチングスタッフが記者の質問に答えた:インテルが史上19回目となるスクデット獲得を達成する際に、アシスタントスタッフ達は極めて重要な役割を果たした。

 クリスティアン・ステッリーニ(アシスタントコーチ)、ジャンルカ・コンテパオロ・ヴァノリ(テクニカルコーチ)、アントニオ・ピントゥスコスタンティーノ・コラッティステファノ・ブルーノ(フィットネスコーチ)、アドリアーノ・ボナイウティ、パオロ・カステッリ(GKコーチ)の発言を紹介する。

クリスティアン・ステッリーニ(アシスタントコーチ)

 「このスクデット獲得は非常に感慨深い。誰にとっても厳しい時期となった現在の状況において、払った全ての犠牲が報われた。残念ながら、優勝が確定したとき我々は一緒ではなかったが、アタランタ対サッスオーロ戦でタイプアップの笛が吹かれた時は歓喜の声が上がった」

 「子供の頃からずっとインテルのファンだった。この地で生まれ育ち、常にインテリタであり続けた。コンテもそれを知っており、インテルに来ることは私にとって実に感慨深いものだった;喜びに満ちていたよ。私の最大の憂慮は、監督にインテリスタであることの意味を伝えることだけでなく、全員にとりアントニオ・コンテと共に働くことが何を意味しているかを伝えることだった。何年も優勝から遠ざかっていたクラブは勝てる監督を必要としていた – 就任当初はそれが最も重要な仕事の1部だった」

 「目標は限りなく彼方にあった。我々はここでそれを達成したいと願い、自分たちが行ったこと全てはそのためにあった。その点でコンテは優れており、周りの人全員にもそれを伝えた。彼は自らの目標へ自分を導いてくれる」

 「エリクセンの成長は国外リーグから移籍した選手の多くが経験するものだ。彼らはイタリアにおけるプレースタイルや生活スタイルを理解する時間を必要とする。若干の時間が要され、我々は彼を常に助言や個別ミーティング、また多くの仕事を通しサポートした...。遅かれ早かれ彼の時間が来ることは明白だった。順調に運べば彼が寄与を果たすことはわかりきっていた」

 「今季、数試合で監督に代わりベンチに入る必要があった。タッチライン際で試合を指揮するとなると、プレッシャーも大きくなる。試合中に監督が望むことを伝える必要があった。監督は通常、90分間明確な形で指示を与えるが、彼の不在は問題になりかねなかった」

ジャンルカ・コンテ(テクニカルコーチ )

 「タイトル獲得に慣れ親しむことは決してなく、常に初めてのように感じる。スタッフと選手に関しては、常に最大限の努力が払われてきたと言わざるを得ない。このタイトル獲得はファンとクラブに捧げられるが、選手達は目標達成に向けて実に多くの犠牲を払った。監督は素晴らしい労働環境を実現してくれた」

 「アントニオとは13年間共に仕事をしており、彼の試合への取り組み方には慣れている。フィオレンティーナ戦のスタンドでは、議論になった瞬間彼が私からマイクを取り上げたことがあった。彼は情熱的だ。我々は彼が、できることなら選手達と共にプレーしたいと思っていることをよく知っている – 彼は檻に囚われたライオンだ。その情熱が彼を形作りし、彼はそれを分け与えようと試みている」

 「厳しい戦いだったが勝利を収めた。全てのタイトルを支えるのは偉大な仕事だ。アントニオは完璧主義者で、常に素晴らしい働きを求め、クラブの全員が最大限の努力を払った」

 「試合へ向けた準備は重要な要素の1つだが、マッチアナリストが大きな助けとなる。彼らは我々が取り組むための適切な映像を探し出し、最適な戦術を採用する」

パオロ・ヴァノーリ(テクニカルコーチ)

 「アッピアノ・ジェンティーレから18kmほど離れたところに常に住んでおり、幼少時からインテリスタだった。インテルで働きスクデットを獲得することは子供の頃からの夢であり、同時に大きな誇りの源でもある。選手達は素晴らしかった、監督も同様に素晴らしかったよ」

 「この仕事の素晴らしい部分は議論にある。コーチングスタッフのメンバー間では常に議論が行われている。守備の局面を理解することが私の仕事だ:私がすべきことは個々の選手を成長させることだ。3バックでの守備は容易ではなく、多くの身につけねばならないコンセプトがある。我々の仕事は彼ら全員を同じ形で指導することだ。これまで出場機会のなかった選手が出場して活躍できた時に最も満足を感じるね。それはラノッキアやコラロフをはじめとした選手の多くを指している」

アントニオ・ピントゥス (フィットネスコーチ)

 「この類を見ない栄誉に本当に興奮しているよ、コモで自分の双子が生まれた時を思い出す勝利だ。我々の選手達の仕事ぶりを目にするのは実に感無量だった:彼らは監督や私たちのために100%の力を発揮してくれた」

 「今季の成功の基盤は、昨季既に完成されていた。我々は監督が求めるペースを固守し、ロックダウン期間を利用し自宅でのトレーニングを行い、2日に1度はZoomを通して働いた。この時期は選手達が自宅のリビングルームでトレーニングを行なっているにもかかわらず、彼らの体調を維持することを試みた。ロックダウン後は、徹底した準備を行うと言うよりは、スピードを上げることに集中した。また試合後を含め、選手達と個別に働く機会を最大限増やすように努めた。チームに感謝を述べたい:試合終了後の23時からのトレーニングセッションにもかかわらず、彼らは常に意欲的だった。その時間帯のトレーニングは容易ではない。全分野と連携したチームワークだった:医療スタッフ、栄養士、全てのスタッフ達」

 「ルカク?彼は優れた身体能力を備えている:100kgの筋肉と素晴らしいパワーを有している。監督の発言通り、ロメルはアメリカンフットボールの選手に似ている。筋力と持久力も向上し、完璧なアスリートに近づきつつあると言うのが私の見解だ。だがこの点では選手達全員が大きく飛躍を遂げた」

 「フィットネスコーチの役割は年々進化を重ねているが、典型的な基礎は変わらない:エンデュランス、スピード、ストレングス。20年前に行われていたことを現在は行うべきではないと言うのは正しくはない。確かに専門的なレベルにおける変化はあった。タスクは細分化された:コラッティはストレングス、ブルーノはリカバリーに重点を置いている。スタッフにやる気があればあるほど、フィジカルトレーニングの細部に至るまで管理しやすくなる」

コスタンティーノ・コラッティ(フィットネスコーチ)

 「今の自分の気持ちを正しく表現できる言葉を見つけるのは難しい。この優勝、また途方もなく強い情動を経験させてくれた全ての人々、とりわけ監督と選手に対して感謝を述べたい」

 「このような素晴らしい結果を可能としたのは特別な瞬間ではない:我々の日常的な仕事と日々の向上心の賜物だ。アスレティック面に取り組む期間がなかった為、フィットネスに専念する時間を確保する必要があった。我々の目標は可能な限り精度を高め効率的な仕事をすることだった」

ステファノ・ブルーノ(フィットネスコーチ)

 「リーグ優勝の気分を言い表すのは簡単ではない。私にとっては最高だよ、子供の頃からインテルのファンだったからね。昨季ここへやってきて、ここに辿り着くまで長い旅を続けてきた。手にした結果を一層強く意識することができるのは、勝利の裏にあるものを理解することによってのみ可能だ。クラブで働く全員のおかげだ、勝利には多くの犠牲が必要とされるからだ。その一端を担って初めて、それがどれほど必要となるかを理解できる。私はまだ全てを理解してはいないよ」

 「私は自身のキャリアを監督と同じ時期にスタートした:2007年のことで、彼はアレッツォ、私はリヴォルノにいた。その後バリで一緒になったが、まだコーチングスタッフとして初期の段階にあった。彼は自ら道を歩み始めねばならず、成功を熱望していた。自らの目的を達成するためにはどうすべきかを理解するために、いくつかのことを試さねばならなかった」

 「現在、アントニオ・コンテはいくつかの点において13年前と同じではないが、ハードワークは彼にとって決して変わらず、常に結果を得るために努力を惜しまなかった。現在、彼は自らの経験を通し多くのことを理解している。怪我の予防という面では様々なことが関係する:ピッチ上で行われる日々の仕事、自宅での取り組み、睡眠や食事など。これらの要素がシーズンを通して重なり結果へと繋がる」

アドリアーノ・ボナイウティ(GKコーチ)

 「素晴らしいよ、何年も優勝していなかったのに信じ難い目標を達成することができたからね。これは勝者のメンタリティを伝えた監督のおかげだ。サッカーをプレーする人間にとり、スクデットを獲得することは素晴らしいことだ、喜びはこの上なく大きい。この結果を得るために歩んだ道のりを思い出す:ピッチの内外両方で多くの犠牲と努力が払われてきた、それをファンと共有できるのは素晴らしいよ」

 「これまで結果が出せなかった為道のりは長かった。個人的なレベルでいうとサミルの数字は長年にわたって素晴らしかったが、優勝は別ものだ。過去数年間で彼が行った仕事が栄光に浴し、自分がピッチ上で行った仕事が偉大な目的の達成につながったと振り返ることが許された」

パオロ・カステッリ(GKコーチ)

 「この上ない喜びを感じている、なぜならクラブユースの選手として、スタジアムでファンとして、そしてエリートアカデミーのコーチとしてインテルの世界を経験する幸運に恵まれたからだ。現在、トップレベルのスタッフと共にこの経験を分かち合う幸運に恵まれた、そのことを皆に感謝したい」

 「とりわけアドリアーノに感謝している。彼は常に私をサポートし、仕事をやりやすくしてくれた。このようなハイクオリティを誇るゴールキーパーやアドリアーノ(編注:ボナイウティ)のようなコーチと共にする仕事は素晴らしい経験となった。彼らがトレーニング中、完璧さを追求する様を目にするのは素晴らしいことだ:このレベルにおいては細部にまで調整が必要となる。それを現場で体験する幸運に恵まれた。アドリアーノが自身が不在の際にも、選手の準備に同行した際にも私に対して行なってくれたサポートに感謝したい」


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